「4年目というキセキ」 至ってふつうの、ある日の一日。
- 2015/06/02
- 17:07
2012年6月2日から
丸三年。
自身初の店舗「910,= クトウテン」
という空間を
こうして継続することができましたのは
すべての方々、事象、時間・・・
すべてのおかげです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にどうもありがとうございます。
アパレルや雑貨店での経験はあるものの
自営業という立場は
全くの素人、
というところから
なんとか三年続けることができた奇跡。
4年前も
同じこの空間に身を置いていたのだなぁ、と
少し不思議な気持ちになりました。
同じ空間にいるけれど、
4年前の自分と今の自分は恐らく別人、
といっても過言ではないような。
なんとも世間知らずの
お気楽な新米店主でした。
いつの日か、
『特許事務員だった女性が
セレクトショップオーナーになるまでの軌跡』
なんてタイトルの本を出したら
どなたか読んでくださる方
いるものでしょうか?(笑)

正直申し上げて
お洋服屋さんは受難の時代です。
大手資本でさえも
純粋なアパレルセレクトショップから
逃げ腰な昨今。
弊店のように
身に纏う衣服をメインにしているお店は
今や貴重になってきていると
肌で感じております。
本音を言ってしまうと
辛くなるときも、あります。
でも、できるうちは
かっこいい意地を貫きたい
と、思っております。
まだまだ弊店は
認知度も低く、発展途上のお店ですが
ファッションが大好き!
というみなさまの弾むような心に
触れることができたとき、
心の底から嬉しく、
一緒に心が弾むのです。
「ただその辺にあるものを着る」
ではなくて
身に纏うものまでを
人生の一部として捉え、
自らの人生を彩る重要な一片として
ファッションを愉しみたいという趣向の方々、
そんなみなさまのお役に立ちたい。
「クトウテン」
という空間が
そのほんの一部でも満たすことができるのなら・・・
健康と資本が許す限り
貫いてゆきたいと思っております。

少し硬い内容になりましたが
3周年の今日も
至ってふつうの、ある日の一日。
ふつうの一日を迎えることのできる幸せを
今日も噛みしめています。
ただ「モノを買いにいく」ところではなく、
『ちょっと顔見にいこうかな』
と思っていただけるような、
カフェのオーナー
はたまた小料理屋の女将さんのような存在が
憧れです。
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めざして今日も。

これからも細く永く
おつきあいの程を
どうぞよろしくお願い申し上げます。
クトウテン
店主 meg